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zoom RSS 中国五県で唯一、自然史系博物館のない広島県

<<   作成日時 : 2004/11/30 17:05   >>

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 記者の勉強不足でつね( ̄ー ̄)実際には比和町に町立の自然史博物館があります。広島県北部の自然史を対象とした研究会もあって、きちんとした研究報告や機関誌も出されています。


中国新聞の記事  資料4万点散逸の危機 広島県自然史研が保管
 動植物標本や岩石など広島県内で収集された資料四万点余が散逸の危機にある。これまで県内の理科教諭らでつくる広島県自然史研究会が建物の一室を借り保管してきたが、管理者の都合で保管場所から撤収せざるを得なくなった。新たな保管場所が見つからなければ、長年にわたって研究者らが収集した貴重な資料が県外へ流出することになる。

 自然史資料は植物や昆虫、スナメリクジラなどの標本、化石、野鳥のはく製など多彩で、県内で採集されたものばかり。現在、自然史研が借りている広島市郊外の建物の一室にケースや段ボール箱に入れ、山積みされている。「緊急避難的に保管している状態。分類整理のほか修復が必要な標本が多数ある」と自然史研。建物管理者の好意で借りてきた部屋だが、都合で来年三月には撤収を余儀なくされている。

 中国五県で唯一、自然史系博物館のない広島県。自然史研は県などに再三、保管施設確保を訴えたが、具体的な対応は示されていない。

 これらの資料は、県緑化センターが一九九六年に収集を呼び掛け、研究者や県民の寄贈で十二万点もの標本類が集まった。しかし二年後に県が方針を転換し、収集を打ち切った経緯がある。散逸を危ぐした自然史研が一部を回収、保管してきた。

 別の保管場所が見つからなければ、県外の大学や博物館に委ねるしかない。自然史研代表で広島市立基町高の平山琢朗教諭(47)は「広島の自然や歴史を物語る貴重な資料が流出してしまう。善意の寄贈品も多いだけに、やりきれない」と話す。




 実は、中国5県には「県立の自然史博物館」というものは島根県以外には存在しません。もっとも島根県の自然を網羅するという性格のものではなく、宍道湖水域と三瓶山にほぼ特化した博物館ですが。総合博物館として自然史部門が含まれるのが山口県博と鳥取県博。そのほかに町・市・私立の自然史博物館というのはいくつかあります。

 と、あら探しだけで終わっても仕方ないのでなんかコメントを・・・・。自然史博物館を作ってくれ、と陳情するのはそれほど難しいことではないと思うんだけど、県やら国会議員が「うん」と言わないのにはまぁいろいろと事情があるんでしょうなぁ。
 真っ先に思いついたのは、広島県の教育現場では日教組の影響が強く左翼気質な方々が多い。自然保護活動と左翼の活動は結びつきやすい。従って自然史博物館を作るとそこが左翼の巣窟になりかねない、という3段論法(笑)。

 基本的な自然保護というのは、あるがままの自然(この場合人の手の入って維持される里山の自然も含む)を残したい、もしくは景観を残したいというあたりの心情から来るものであって、本来は保守的な思想に結びつくものであるはずなのに、自然破壊=権力者、自然保護=反権力=左翼という図式ができあがってしまっているので、保守的思想が反権力になってしまうというねじれた状態になってしまう。開発に当たってはそこに住む住民の問題なのに、「市民」で飯を食ってる左翼の輩(いわゆる「プロ市民」)がどこからともなく現れて反対運動を起こす、というどこに行っても同じパターンが繰り返されるので、第三者からすると自然保護=左翼という構図に見えてしまう。
 ちなみに私は保守層であるが極力自然保護の立場なので、数年前の中海干拓問題の時は新聞にも投書して猛然と反対の論陣を張っていたが、やっぱり左翼な方から連絡があった(笑)。

 話を戻して、まぁ県が乗り気でないのには財政上の問題もあるとは思うけど、博物館というものに対する理解度も低いのではないかと思う。
 自然史資料というのは基本的に「地味」なものである。地学的資料に限って言えば、国内産のものといったら海外産に比べると目も当てられない。こういったものをメインにした博物館を作っても人が入らないし、採算も合わない。こういう無駄遣いをすると、財政をチェックしているオンブズマンという名前のプロ市民がうるさい、ということになる・・・・・・またプロ市民かい(笑)・・・・。実際に東京の江戸博物館では「使われていない資料があるのは無駄遣いだ」とプロ市民が文句を言ってきたことがあるわけであながちあり得ない話ではない。彼らも博物館の持つ意味については無知すぎる(笑)。
 本来博物館とは資料を保管し、展示し、調査研究・分類を行い、その成果を世に公開し、普及活動を行うという場所なので標本の見栄えはあまり関係がない。「地味だけど世界唯一できわめて重要」というものはけっこう多い。世界唯一でなくとも稀少と言うことはさらに多い。その貴重さをアピールするのも博物館の仕事なのである。きちんとした博物館には巨大な収蔵庫があるということはあまり知られていない。
 とはいえ、常人の感覚では、ものの本質より価格や見た目の方に価値を見いだすのが普通であるから、いくら「貴重な化石だ」と言っても名のある画家の制作した派手な美術品に比べて地味で価値を感じないのが当たり前の感覚なんだとも思う。まぁこれは見せ方によってはずいぶん違ってくるのだが・・・・・・。

 言い換えれば、というか要は自然史博物館を人の呼べる施設であるということをアピールし、学校教育にも大きく貢献する、採算を取るにはこれこれこういうコトをする、といったある程度具体的な絵を描かなければ国なり県なりは動かないと思う。広島県立の美術館や歴史博物館より遙かに人が呼べる、というところまで持って行かなければ県も関心を示さないのではなかろうか?

 調査・研究だけに絞れば広島大学が保管管理するのが一番望ましいわけだが、大学の先生って基本的に自分の専門以外のものには関心を示さないからなぁ・・・・専門馬鹿という先生もたまにいるし・・・。そのままお蔵入りして忘れ去られるという可能性が非常に大きい。以前、宮島に個人の化石・鉱物コレクションを展示していた施設があったが、採算がとれずに結局閉めちゃって、標本を全部広島大学に寄贈したということもあったが、あのコレクションは有効に使われているんだろうか?

 

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